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今の自分を変えたいんですよね!

であれば『嫌われる勇気』を読んでみるべきですよ!
『嫌われる勇気』は言わずと知れたモンスター級ベストセラー。
とはいえ、読んでいない人も多いでしょう。いや、正しくはまだまだ読んでいない人の方が多いと思います。
そこで今回は『嫌われる勇気』についてお話しします。
モンスター級ベストセラー『嫌われる勇気』とは
『嫌われる勇気』は哲学者の岸見一郎さんとライターである古賀史健さんの共著です。
この本の登場人物は哲人と青年だけであり、二人の対話形式で構成されています。
おそらく岸見さんと古賀さんのかつてのやりとりを哲人と青年という形で表現しているのだと思います。
この本の中で採り上げているのはアドラー心理学というものですが、決して難しい内容ではありません。
どこにでもありそうな事例を元にアドラーの考え方を解説してくれるので、とても読みやすい本と言えるでしょう。
最初は青年の食ってかかるような態度にやや疲れるところもありますが、ある意味で青年の主張するところももっともであり、立場が変われば我々だって同じことを主張しているかもしれません。
むしろこの青年の主張が物語の起伏となり、次に読み進むためのエネルギーとなっているような気がします。
『嫌われる勇気』は全ての人に読んで欲しい本
『嫌われる勇気』における最大の主張は「人間(自分)は変われる」ということです。
おそらくほとんどの人は大なり小なり「自分を変えたい」と思っているはずですから、この本は全ての人に読んで欲しいと思います。
そして出来れば可能な限り早く読んでみることを強く強く強くおすすめします。
紙の本であれば、1,650円の投資ということになりますが、十分すぎるほど元が取れると思います。
また分量は約280ページありますが、通勤時間と入浴時間を使えば一週間で間違いなく読み終えます。
通勤時間の携帯等をほんの少し我慢して一刻も早くこの本を手にしてみて下さい。
そして明日からの自分を変えていきましょう!
原因論ではなく、目的論
本の中で引きこもりの話が例として出てきます。
青年は引きこもりについて過去の体験等がトラウマとなり、引きこもりを起こしていると主張します。
これに対して哲人は
「外に出たくない」という何らかの目的があるからそれを達成するために引きこもりになっている
と解きます。
えーーーーーーーーーーーーっ!?
はぁ?
何それーーーーーっ!?
ではないですか。
私も読んだ最初はまさにこんな感じでした。
つまり、青年と哲人の引きこもりに対する見方、ベクトルの向きが180度違うのです!!!!!
まさに目からウロコとはこのことです!!!
青年の主張は原因論ともいうべきものであり、哲人の主張は目的論ともいうべきものです。
こういう見方をしていくと自分を変えるということについてもこれまでの考え方が大きく変わってきます。
つまり、人は自分が変われないのは何か外部に原因があって、それによって変えられないのだと考えがちです。
その原因は例えば親の教育方針であったり、家が裕福でなかったり、希望する学校に入れなかったなどが一般には挙げられます。
しかし、哲人の主張はそうではなく、「変わりたくない」何らかの目的があってだから変わろうとしないということなんですね。
確かにそう言われてみるとそんな気もしてきます。
このような調子で話が進んでいくわけですが、詳細に記載してしまうと皆さんが読む際の感動が薄れてしまうのでこのくらいにしておきます。
続編『幸せになる勇気』も読み応え十分
しかし、これだけでも面白そうな本だなということがお分かり頂けるのではないでしょうか。
ひと言でいってこれまでの価値観、考え方が完全にひっくり返ります。
こういう本はなかなか巡り会えません。
ですから今からすぐ本屋に行って買い求めるか、Amazonでポチして下さい。
ちなみにこの本には続編『幸せになる勇気』というものがあり、こちらも読み応え十分です。
ともするとこの手の本は最初の本は物珍しさから手に取るものの続編は後回しになることが多々あります。
しかし、この本はそれではいけません。ぜひ続編『幸せになる勇気』にも目を通してみて下さい。
読む際のちょっとした工夫
最後に私がこの本を読んでいて気づいたことをメモとして残しておきます。
読む際の参考にして下さい。
- 気になった部分をマーキングして読み進めて欲しい
- 読書には癒しの効果があるらしいが、この本を読んでいると気持ちが軽くなる気がする
- 読み出すと止まらなくなる本なので、とにかく手に取った者勝ち
- 繰り返し読める本だし、実際にそうした方が良い
- 人は変われるという本。斜に構えず、そう信じて読むことが大事
- 2回目以降はじっくりじっくり読むことが大事
- 自分なりのアドラー解説が出来るレベルまで読み込む
- 気づきを紙に書き出すことをおすすめする
多分、私はこの先もこの本を繰り返し読むことになるでしょう。
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