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先日、有川浩さんが書かれた「阪急電車」を読みました!

有川さんのベストセラー小説だね!
まだまだコロナ禍ということもあり、在宅の時間が多いと思います。そんな在宅時間を有効に使って、たまには読書でも如何ですか?
ということで、今回は有川浩さんが書かれた「阪急電車」のご紹介です。
有川浩さんとは
1972年に高知県高知市に生まれる。
学生時代のエピソードや本との出会いのようなものはあまり公表されていない。
2003年に「塩の街 wish on my precious」で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞し、翌年に同作にて作家デビューを果たす。
このような経緯もあり、一般文芸に活動の範囲を広げた現在でも自らを「ライトノベル作家」と称している。
なお、名前の由来は、「有川」は書店に本が並んだ時に”あ”から始まる名前なら棚の最初の方に来るから。
また「浩(ひろ)」は、親が喜ぶと思って本名から一字取ったとのこと。
「浩」は「ひろし」と読めることから男性作家だと勘違いされることも多い。
なお、2019年2月、産経新聞にてペンネームの表記を「有川浩」から「有川ひろ」へ改めることを発表。
関西在住。
あらすじ
阪急今津線の西宮北口から宝塚までのわずか8駅の間に起こる物語。
阪急電車を接点に乗り合わせた人たちの喜怒哀楽が折り重なり、また引き継がれながら物語は進んでいく。
まさに平凡な日常の中にある人間”模様”をさまざまな角度から映したような一冊。
たまたま隣り合わせに座ったことで恋に発展したり、友情が芽生えたりと日常の些細なことから人生というものは時に予想外の方に向かっていくということを教えてくれる。
140万部突破のベストセラー。
感想
なんとなくTwitterを眺めていたらたまたま「名刺代わりの小説10選」というタグを見つけ、ひとそれぞれの小説10選を眺めているときに本作品が目に入り、早速本屋で購入しました。
実は有川浩さんの作品を読んだのは今回が初めてでした。
有川浩さんのお名前も本書の存在も本屋で目にはしており、存じ上げておりましたが、これまでに手に取ることはありませんでした。
その意味ではこれも一つの偶然が折り重なって本書にたどり着くことになったというわけです。
阪急電車ではなく、Twitterという接点を通して。
このきっかけがなければおそらく一生本書を手に取ることはなかったかもしれません。
ただ、本書を手に取らない人生というのは少し味気ない人生になっていたようにも思います。
出会いとは不思議なものです。
ところで有川さんも実は本線沿線の住人とのことです。
ですから日頃から利用者の一人として阪急電車に乗り、乗り合わせた人の話や表情を観察し、いつか本にしようと思っていたのかもしれませんね。
本書を読んでいるとこういう一人一人の生活があって世界が回っているんだなと思わせてくれます。
そんな”ほっこり”が詰まった本でした。
まとめ
登場人物が出てくるたびに「いるいる!こういうの!」と手を叩きながら読んでいました。
それくらいリアリティがあって読んでいて楽しかったです。
それから誠に失礼ながら有川さんは男性作家だと思って、ずっと読んでいました。
女性の内面の描写がすごくうまくてこんな文章よく書けるなと思い、読み終わった後に調べたら女性の方でした。すみません!
また有川さんは高知県出身ですが、本の中にも四国出身者や高知の銘酒「桂月」などが出てきます。
おそらくですが有川さんもお酒を好まれる方ではないかと勝手に想像してしまいました。
会ったことのない作家さんも想像を膨らませて本を読むとこれもまた楽しいですね。
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