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今日は読書を習慣化するための本の読み方をお話しします!

読書は一生であり、どこでも出来る最高の趣味だからね!
活字離れと言われて久しいですが、皆さんは本を読んでいますか?
今日は読書を習慣化するための本の読み方を解説したいと思います。
はじめに
世の中には様々な趣味が存在しますが、読書が趣味というだけでその人の人生がとても豊かで奥行きのあるものになるような気がします。
また「好きな作家は?」や「好きな本は?」という質問に対して自分なりの気の利いた答えが出来るとこれもまた素敵ですね。
一方で、読者が趣味でない人からは「本なんて退屈」とか「YouTubeの方が断然面白い」などの声があるのも事実です。
そこで読書を趣味にするための、そして習慣化するためのポイントについて解説します。
まずは作家選び
まず読書を趣味にする上で大事なのはなんと言っても作家選びです。
好きな作家、お気に入りの作家が出来るとそれだけで読書は習慣化されます。
ですからしっかりと作家選びをしたいですね。
しかしこれはこれでなかなか難しい作業でもあります。
読書を趣味にしている人にとっては本選びはとても楽しい作業ですが、そうでない人にとっては大量の本を前に迷うばかりです。
折角購入した本が面白くなかった場合には、また本から遠ざかってしまいます。
そこでまずは女性作家にするか男性作家にするかを選ぶのが良いでしょう。
そして最初に選択するのであれば同性が良いというのが私の意見です。
正直、女性作家と男性作家ではかなり作風が異なります。
そして作風もさることながら、物語の根底にあるモノの考え方や捉え方にも男女差があると感じています。
そこの部分に素直に共感できるのが多くの場合、同性の作家だと思うからです。
もちろん読書上級者になると「なるほど。そういう考え方もあるわけか」とそのような”差異も含めて”読書を楽しめるわけですが、読書初心者にとっては「なんでそうなる?」と返って負担になってしまう可能性があります。
ですから最初は同性作家ををおすすめします。
事実、「好きな作家は?」と聞くと女性読者は女性作家を、男性読者は男性作家を答えるケースが多いように感じています。
もちろん異性を答えるケースもありますが、それはどちらかというと上級者に多いように思いますね。
これはやはり根底にあるモノの考え方や捉え方に共感出来るか出来ないかという問題が大きく影響していると個人的にはみています。
作家は現役の作家がおすすめ
次の課題は作家の世代です。
答えを先に述べると、作家の世代については若い作家をおすすめします。
若いというか正しくはご存命かどうか、現役の作家かどうかということですね。
つまり名作だからといって夏目漱石や太宰治を選ばない、ミステリーが良さそうだと思っても江戸川乱歩や横溝正史などは選ばないということです。
もちろん、これらは文学的にも高く評価されており、読むべき本ではありますが、読書入門者が読むべき本かというと少し違うような気がします。
また古い作品だと時代背景も異なりますし、文化や習慣、表現方法も今とはかなり異なります。
これらを一つ一つ考えるのも読書の楽しみの一つなわけですが、それでも初心者の頃はかなりのエネルギーを費やします。
つまらないところで挫折するくらいなら迷わず若い作家、現役の作家を選びましょう!というのが私なりの考えです。
読了出来るかどうかを決定づける本の厚さ
次に本の厚さ、ボリュームについてです。
これはなんと言っても薄い本を選ぶということになります。
読書の習慣を身につけるためにわざわざ長い話を読む必要はありません。
まずは短編でもエッセイでもいいですから「読んだ」という実績作りを優先すべきでしょう。
また書籍のレビューを見てコメントの多いもの、評価の高いものを選ぶのがおすすめです。
みんながみんな良いからと言ってそれが果たして自分に合うかどうかは分かりません。
ただし、短編やエッセイだと評価はぶれにくいですのでより多くの人が「これは良い」と言った声は大事にしたいですね。
ですから①短編またはエッセイで②レビューのコメントと評価が高いものを選択するのが良いと思います。
意外と大事なのは読書のための環境作り
次に読書をするための環境作りです。
特に周囲がうるさい場合の対処法となります。
周囲がうるさいとどうしても本に集中出来ません。カフェで隣り合わせになったカップルの話し声や電車のアナウンスなどです。
この場合は、耳栓をするというのも一つの手ですが、BGMを積極的に活用することをおすすめします。
つまり、あえて別の音を耳に入れるということです。
私の場合、川のせせらぎの音を背景にジブリ関連の音楽をピアノで弾いている動画をYouTubeで見つけてそれを聴きながら読書に入ります。
するとどうでしょう。
まるで川のほとりで木陰に椅子を出して読書している感覚になります。
まったく雑音が気にならなくなりますし、なんなら途中からはせせらぎの音もピアノの音もまったく聴こえなくなります。
つまり、それだけ本に集中しているということです。
このように雑音を排除するのではなく、あえて耳に心地よい音を入れることで読書に集中するという方法がおすすめです。
習慣化に向けて
最後に本を読む時間の確保です。
これは読書の習慣化にもつながる重要な部分ですが、最初は可能な限り同じ時間に読むことをおすすめします。
そうすることで読書という作業がルーティン化し、ついには習慣化されます。
具体例を挙げれば通勤・通学時間、そしてお風呂タイムだと思います。
私は主にこのタイプでこれで週に1〜2冊の本を読破しています。
また食後にゆっくりするタイプの人はこの時間を利用しても良いでしょう。
いずれにしても最初は「時間のある時に本を読む」ではなく、ある特定の時間を読書にあてるというスタイルが大事なような気がします。
まとめ〜読書は最高の癒し〜
それでは最後におさらいです。
- 最初に選択する作家は同性がおすすめ
- また加えて現役作家が良いでしょう
- 本の厚さは極力薄く
- 短編やエッセイがおすすめ
- レビューのコメントの多いもの、評価の高いものを選択する
- 雑音はあえてBGMで遮断する
- 読書タイムを決めてしまう
これで3冊程度本を読めばもう完全に読書は自分のものとなるはずです。
ちなみに読書というのはコーヒーを飲んだり、音楽を聴くといったことよりもストレスを解消してくれるそうです。
つまり、癒しの効果があるそうです。
一見すると活字を追う作業は頭が疲れるイメージもありますが、むしろ物語に入り込むことで、一種の現実逃避がなされるからではないかと思っています。
確かに本を読んでいると、自分のすぐ隣に主人公が現れ、他の登場人物とのやりとりをあたかもその脇で自分は透明人間となって見て、聞いている感覚になります。
また上皇后美智子様はご自身の読書体験を以下の言葉で表現しています。
「それはある時には私に根っこを与え、
ある時には翼をくれました。
この根っこと翼は、
私が外に、内に、橋をかけ、
自分の世界を
少しずつ広げて育っていくときに、
大きな助けとなってくれました」
(平成10年、国際児童書評議会(IBBY)ニューデリー大会基調講演より)
読書という行為を表すこれ以上ないとても素敵な表現だと思います。
そんな読書をより多くの人に趣味にして欲しいと思います。
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