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実は何をやっても中途半端で・・・

よく分かりますよ!であれば、この本を読むといいでしょう!
本作はシリーズ累計400万部を売り上げたメガベストセラーのシリーズ第三作です。
私は第一作、第二作とも今年に入って読んでいます。
その余韻をそのままに第三作に突入しましたが、今回も期待を裏切らない内容でした。
ただし、本作はこれまでと少し趣きが異なる作品となっています。
個性豊かな登場人物たち
まず今回の主人公は女性です。
彼女は独身であり、かつ彼氏いない歴5年(ただし、5年前の彼氏も彼氏だったかどうか怪しい)、お金なし、素直じゃない、喧嘩っ早い、口も悪いなどこれまでの主人公と比べるとかなり”アク”が強いキャラクターです。
また、今回のガネーシャ(象の姿をしたインドの神様)はブラックガネーシャに変身。
これまでの甘い物好きのガネーシャから一転、辛い物好きの超マッチョ?!
ただ、ガネーシャお馴染みの関西弁と滑りまくりのギャグセンスは相変わらずです。
加えて黒ガネーシャ(偽物?)も出て来て、いろんな軸で話が展開されます。
ですのでシリーズ第三作の本編はストーリー性が高まったかもしれません。
こんな人に読んで欲しい
本作品を読んで欲しい人はこんな感じの人です。
- 自分のこれまでの人生が中途半端だと感じている人
- 将来に漠然とした不安を抱えている人
- 夢ばかりが先行して行動が伴っていない人
- 自分を変えたいと考えているあらゆる人
本作の主人公はまさにこのような人物です。
ですから彼女の悩み、迷いは我がこととしてグサグサと刺さることでしょう。
そしてこの本の中で彼女は大きく成長します。
彼女と同様に本書を読むことで明日への一歩を踏み出すエネルギーを与えてくれると思います。
ヒントが身近なところに落ちている
ネタバレになるのでここでは詳細は語りませんが、ガネーシャの教えは相変わらず
「あ!そこ突いて来る?」
というものが多かったです。
それはつまり我々も普段からそのことの重要性にうすうす気づいているものの、あまりに普通に足元に転がっていたのでつい見逃してきたというものだと思います。
こうして考えると幸せや幸運をつかむきっかけは実は我々の足元に転がっているのだという気がします。
それを我々は勝手にもっと遠くに、もっと高みにあるのだと思い込んでいるのかもしれません。
ではなぜ見過ごしてしまうかというと”生き急いでいるから”だと私は思います。
ですから我々は「もっと余裕のある生活をするよう」この本は示唆しているようにも感じます。
余裕の生活を送るということは、つまらないこと、余計なことをしないということです。
より具体的にいうのであれば、付き合いだけのSNSであったり、時間潰しのゲームだったりということ。
そんなことをする時間があったらもっともっと自分の好きなことに集中して徹底的に極めろということです。
それが返って生き急がない人生につながり、我々に足元に転がっているヒントに気づけるのではないかという気がしています。
まとめ
冒頭にも記載した通り今回は物語の要素がこれまでよりも多かったように思います。
しかし、その完成度は個人的には今ひとつでした。
なぜなら読者は自己啓発本としての役割を期待して本書を読んでいるからです。
ですから漫才のボケとツッコミではありませんが、主人公のぼやきや愚痴、行動に対して即座にダメ出しを行うガネーシャを期待しているように思います。
そのようなテンポの良さが少し欠けてしまったのは残念でした。
しかし、この本を読むことで多くの気づきがあったのは事実です。
これからの人生を生きる上でのヒントもたくさんありました。
事実、この本には多くの付箋が貼り付けられ、カラーペンで線が引かれた箇所が何箇所もあります。
そしてこれからも何度も手に取り、読み返すことでしょう。
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