【2021年版】新潮文庫の100冊をどこまで読めるかやってみた

本、旅行、趣味の世界
熊手君
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新潮文庫の100冊をどこまで読めるかやってみました!

人生繁盛
人生繁盛

それは面白い!自由研究にもつながりそうですね!

夏休みにあわせて各出版社が文庫フェアを開催します。

そこで今回は新潮文庫の100冊を何冊読めるかやってみました。

新潮文庫の100冊

まず新潮文庫の100冊は5つのカテゴリーに分かれています。

 恋する本が・・・・20冊
 シビレル本が・・・19冊
 考える本が・・・・20冊
 ヤバイ本が・・・・19冊
 泣ける本が・・・・21冊

あれれれれ?!?!

合計で99冊なんだけど・・・笑

ま、いっか。

カテゴリー毎に並べると下記の通りです。

読了フラグですが、

 ◎ : 過去に読んだ本
 ○ : 過去に確か読んだ本
 ☆ : 今回読んだ本
 ー : 未読の本

ということになります。

「これも読んだことあるような」みたいなのが少しありますが、それは一旦未読としています。

そして現状(2021年7月17日現在)のステイタスは以下の通りです。

 ◎ : 12冊 (ブログの初稿時 11冊)
 ○ : 2冊 (ブログの初稿時 3冊)
 ☆ : 35冊 (ブログの初稿時 5冊)
 ー : 50冊 (ブログの初稿時 80冊)

(注)○ → ☆ : 人間失格

なんだ、まだこんなにあるんだ。笑

それではゆっくり読書の夏を楽しんでいきましょう!

恋する本

読了本のタイトル著者等
「1ミリの後悔もない、はずがない」一木けい
「キッチン」 吉本ばなな
「雪国」川端康成
「ひらいて」綿矢りさ
「いなくなれ、群青」 河野裕
「星の王子さま」 サン=テグジュペリ 訳 河野万里子
「こころ」 夏目漱石
「吾輩も猫である」 赤川次郎 新井素子 石田衣良 荻原浩
恩田陸 原田マハ 村山由佳 山内マリコ
「ケーキ王子の名推理(スペシャリテ)」 七月隆文
「白いしるし」 西加奈子
「錦繍(きんしゅう)」 宮本輝
「太陽の塔」 森見登美彦
「蛍・納を焼く・その他の短編」 村上春樹
「きみはポラリス」 三浦しをん
「僕は勉強ができない」 山田詠美
「ボクたちはみんな大人になれなかった」 燃え殻
「春琴抄」 谷崎潤一郎
「月と六ペンス」 モーム 訳 金原瑞人
「ハムレット」 シェイクスピア 訳 福田恆存
「赤毛のアン」 モンゴメリ 訳 村岡花子

シビレル本

読了本のタイトル著者等
「ホワイトラビット」伊坂幸太郎
「不思議の国のアリス」ルイス・キャロル 訳 矢川澄子
「インスマンの影」ー クトゥルー神話傑作選 ーH・P・ラヴクラフト 編訳 南條竹則
「砂の女」安部公房
「しゃばけ」畠中恵
「てんげんつう」畠中恵
「妄想銀行」星新一
「深夜特急(1)」沢木耕太郎
「シャーロック・ホームズの冒険」コナン・ドイル 訳 延原謙
「最後の秘境 東京藝大」ー 天才たちのカオスな日常 ー二宮敦人
「精霊の守り人」上橋菜穂子
「楽園のカンヴァス」原田マハ
「金閣寺」三島由紀夫
「村上海賊の娘(一)」和田竜
「向日葵の咲かない夏」道尾秀介
「旅のラゴス」筒井康隆
「探偵AIのリアル・ディープラーニング」早坂吝
「燃えよ剣(上・下)」司馬遼太郎
「魔性の子」ー 十二国記 ー小野不由美

考える本

読了本のタイトル著者等
「檸檬」梶井基次郎
「沈黙」遠藤周作
「ある奴隷少女に起こった出来事」ハリエット・アン・ジェイコブズ 訳 堀越ゆき
「受験脳の作り方」 脳科学で考える効率的学習法池谷裕二
「黒い雨」井伏鱒二
「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」ブレイディみかこ
「車輪の下」ヘッセ 訳 高橋健二
「フェルマーの最終定理」サイモン・シン 訳 青木薫
「さくらえび」さくらももこ
「孤独の力」齋藤孝
「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」加藤陽子
「殺人犯はそこにいる」隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件清水潔
「一日江戸人」杉浦日向子
「ひとり暮らし」谷川俊太郎
「この世にたやすい仕事はない」津村記久子
「こころの処方箋」河合隼雄
「老人と海」ヘミングウェイ 訳 高見浩
「日日是好日」ー 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ ー森下典子
「約束の海」山崎豊子
「鳥類学者無謀にも恐竜を語る」川上和人

ヤバイ本

読了本のタイトル著者等
「BUTTER」柚木麻子
「レプリカたちの夜」一條次郎
「何者」朝井リョウ
「超常現象」ー 科学者たちの挑戦 ーNHKスペシャル取材班
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」岩崎夏海
「火のないところに煙は」芦沢央
「人間失格」太宰治
「変身」カフカ 訳 高橋義孝
「異邦人」カミュ 訳 窪田啓作
「江戸川乱歩名作選」江戸川乱歩
「罪と罰(上・下)」ドストエフスキー 訳 工藤精一郎
「土の中の子供」中村文則
「豆の上で眠る」湊かなえ
「ミッキーマウスの憂鬱」松岡圭祐
「蜘蛛の糸・杜子春」芥川龍之介
「許されようとは思いません」芦沢央
「天久鷹央の推理カルテ」知念実希人
「魔女はささやく」宮部みゆき
「儚い羊たちの祝宴」米澤穂信

泣ける本

読了本のタイトル著者等
「か「」く「」し「」ご「」と「」住野よる
「さぶ」山本周五郎
「コンビニ兄弟」ー テンダネス門司港こがね村店 ー町田そのこ
「明るい夜に出かけて」佐藤多佳子
「しゃぼん玉」乃南アサ
「ハレルヤ!」重松清
「博士の愛した数式」小川洋子
「夜のピクニック」恩田陸
「あつあつを召し上がれ」小川糸
「青の数学」王城夕紀
「さがしもの」角田光代
「月まで三キロ」伊与原新
「あと少し、もう少し」瀬尾まいこ
「ツナグ」辻村深月
「西の魔女が死んだ」梨木香歩
「ビタミンF」重松清
「新編銀河鉄道の夜」宮沢賢治
「塩狩峠」三浦綾子
「夏の庭」ー The Friends ー湯本香樹実
「空が青いから白をえらんだのです」ー 奈良少年刑務所詩集 ー寮美千子 編
「号泣する準備はできていた」江國香織

読了後の簡単なコメント

「白いしるし」 西加奈子

読んで欲しい人:20代の女性
おすすめ度  :★★☆☆☆
読書期間   :2021年7月13日(火)〜15日(木)

西さんの作品を読んだのは今回が初めてでした。
前半はかなりいい感じでした。また独特の作風だなと感じました。
作中の女性はどこか村上春樹の作品に出てきそうな女性だなと思いながら読んでいました。
ただ、途中で失速。なんでそっちに行っちゃうの?という感覚でした。
期待が膨らんでいただけにやや残念。
私が女心を理解し切れていないのかもしれません。修行が足りていません。
今度、西さんの他の作品を読んでみようと思います。

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「号泣する準備はできていた」 江國香織

読んで欲しい人:女子大生
おすすめ度  :★★★★☆
読書期間   :2021年7月16日(金)〜17日(土)

大人の恋愛を少しずつ含んだ短編集。第130回直木賞受賞先。
どこかふわふわと終わる結末についその先を読みたくなる。
短編集の中でも特に短い話(12話も収録)で構成されているが、どれも重厚感がある。
他ではあまり見ない作風。
江國香織さんの作品は今回初めて読んだが他の作品も読みたくなった。

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「空が青いから白をえらんだのです」ー 奈良少年刑務所詩集 ー 寮美千子 編

読んで欲しい人:全員
おすすめ度  :★★★★★
読書期間   :2021年7月17日(土)〜17日(土)

本を置くことなく一気に読了。
書店であまり深く考えずに手にした本。それだけにストレートな言葉が刺さった。
受刑者みんなが立派な芸術家に思えた。

読書にはストレスを減退させる効果があると聞いた。これはつまり人々を解き放つ効果があるということだと思う。
少年刑務所で行われている「社会性涵養プログラム」も詩や絵本を読むことでそれまで閉ざされていた殻が破られるのだろう。
本を読むっていいな、そんなことも感じられる一冊。

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「土の中の子供」 中村文則

読んで欲しい人:学生
おすすめ度  :★★★★☆
読書期間   :2021年7月17日(土)〜18日(日)

虐待、セックス、暴力、死、・・・
人間の根底に潜むものを追求する重厚感のある作品。
物語全体がモノトーンに包まれ、埃っぽく、男っぽく、酒臭く進む。
腹にずっしりくるものが残る読後感。
他の作家ではちょっと真似出来ない領域に到達しているような気がする。
本作が芥川賞受賞作だということも納得。

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「さくらえび」 さくらももこ

読んで欲しい人:高校生
おすすめ度  :★★★☆☆
読書期間   :2021年7月18日(日)〜19日(月)

いつでも気楽に読めるさくらももこさんのエッセイ。今回が3冊目だ。
将来に漠然とした不安を抱えている高校生に読んで欲しい。
世の中には一期一会という言葉があるが、この本を読んでいるとその言葉をとても大事にした人なんだなという気がする。
また今その時を全力で楽しめる人だと感じた。
いくつになっても好奇心を持ち、行動し、実行したさくらももこさんを見習いたい。

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「ボクたちはみんな大人になれなかった」 燃え殻

読んで欲しい人:学生
おすすめ度  :★★★★★
読書期間   :2021年7月19日(月)〜20日(火)

これは面白いので書評は別記事で書きますね。

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「孤独のチカラ」 齋藤孝

読んで欲しい人:全員
おすすめ度  :★★★★★
読書期間   :2021年7月21日(水)〜22日(木)

孤独になることの意味や意義を説く良書。
現代はSNSなどを通じ、いつでもどこでも誰とでも繋がれる時代。だからこそ、その重要性を説き、あえて孤独になることを勧める。

余談になるが、この本自体が今夏の「新潮文庫の100冊」に選ばれた一冊であるわけだが、この本の中で他の「新潮文庫の100冊」に選ばれた本がいくつか紹介されている。

現在、「新潮文庫の100冊」を順番に読破している自分にとってはこの妙な巡り合わせに読書の面白さを感じるとともに「いま出会うべき本」だったような気がしてくる。

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「夏の庭」ー The Friends ー 湯本香樹実

読んで欲しい人:高校生
おすすめ度  :★★☆☆☆
読書期間   :2021年7月22日(木)〜23日(金)

同級生のおばあちゃんが亡くなったことで初めて人の死というものに興味を覚える。
そんな時近所に住む一人暮らしのおじいさんが余命いくばくもないという噂を耳にする。
そこでクラスメート3人でそのおじいさんを見張ることにした。
しかし、小学生の稚拙な見張りにおじいさんも気が付く。
そこからおじいさんと3人の不思議な交流が始まる。
成長を続ける少年たちと静かに老いていく老人とのひと夏の物語。

人間観察や死というものをもう少し掘り下げて欲しかったな、という印象。
何となくストーリー展開も見えてしまったのが残念。

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「ぼくは勉強ができない」 山田詠美

読んで欲しい人:大人
おすすめ度  :★★★☆☆
読書期間   :2021年7月23日(金)〜24日(土)

時田秀美は高校生。母親と祖父の三人暮らし。
勉強はできないが年上の彼女を持ち、一部の教師からは目をつけられるが、一部の教師とは友達のように仲がいい。そんな彼の高校生活の物語。

秀美も魅力的だが、母親と祖父もなかなかの個性の持ち主。読み進めていくとこの二人が良い立ち回りをしていることに気づく。この二人がいないと単なる青春物語で終わっていたかもしれない。

なお、後書きに筆者が書いているようにこの本は高校生ではなく、大人に読んでもらいたい。

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「さがしもの」 角田光代

読んで欲しい人:高校生
おすすめ度  :★★★★☆
読書期間   :2021年7月24日(土)〜25日(日)

人は人と出会い、恋に落ちる。それと同じように本と出会い、恋に落ちる。
思わず誰かに会いたくなる、好きな本を持って出かけたくなる、そんな短編がぎっしり。

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「太陽の塔」 森見登美彦

読んで欲しい人:暇な人&活字好きな人
おすすめ度  :★☆☆☆☆
読書期間   :2021年7月25日(日)〜27日(火)

正直あまり面白くなかった。
モテない男の妄想が延々と続く。妄想なので会話が少なくページにびっしり活字が並ぶ。
暇な人&活字好きな人は読んでみて下さい。

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「こころの処方箋」 河合隼雄

読んで欲しい人:学生、若い社会人
おすすめ度  :★★★☆☆
読書期間   :2021年7月28日(水)〜31日(土)

「なるほど。こういう見方も出来るわけか」
そんな新たな視点を与えてくれる。
あまり肩肘張らずに気軽に読んで欲しい。そんな一冊。

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「この世にたやすい仕事はない」 津村記久子

読んで欲しい人:高校生
おすすめ度  :★★★★☆
読書期間   :2021年7月31日(土)〜8月4日(水)

五つの仕事に関する物語が続く。
起伏に富んだストーリー展開が待ち受けているというわけでもないのだが、なぜか主人公の毎日を追ってしまいたくなる不思議な一冊。

今回描かれているどの仕事も社会のどこかで誰かがやっているものであるが、なかなか日が当たらない職業ばかり。

そんな仕事への日の当て具合、リアリティの生み出し方が秀逸。

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「日日是好日」ー 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ ー 森下典子

読んで欲しい人:学生、社会人
おすすめ度  :★★★★★
読書期間   :2021年8月4日(水)〜7日(土)

岩波新書でも読んでいるような錯覚を覚える。つまり、一種の教養書と言える。
しかし、一切難しいところも堅苦しいところもないのが凄い。

お茶を通しての気づきが一見ありきたりのようで、実は奥が深い。とても勉強になった。
この本の中でハッとさせられた一文は「重いものは軽く持って、軽いものは重く持つ」ということ。うううんんん。奥行きを感じる。

畳に正座して釜に向かい、お茶をすすりたくなる。

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「ミッキーマウスの憂鬱」 松岡圭祐

読んで欲しい人:学生
おすすめ度  :★★★☆☆
読書期間   :2021年8月7日(土)〜8日(日)

わずか3日間の出来事であるが、起伏に富んだ内容で面白い。

仕事に何を求めるのか、考えさせられる一冊。

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「許されようとは思いません」 芦沢央

読んで欲しい人:学生、社会人
おすすめ度  :★★★★☆
読書期間   :2021年8月8日(日)〜9日(月)

女性作家とは思えない重厚な文章を書くな、というのが第一印象。

人間の奥底に眠っている有象無象をえぐり出すような怖さ、エネルギーがある。

人間って一歩間違えると誰しもこういうことになっちゃうんだよな、と思わせる。
それも自然な流れで。

今回、初めて知った作家だが他の作品も是非読んでみたいと思った。

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「錦繍」 宮本輝

読んで欲しい人:学生、社会人
おすすめ度  :★★★★☆
読書期間   :2021年8月9日(月)〜12日(木)

別れた夫に蔵王のゴンドラで再会する。
そこから始まる二人の往復書簡。別れた後のお互いの人生を手紙に綴る。
いつしか夫婦だった時以上にお互いの気持ちは近くが、もう元には戻ることはなかった。
大人を味合わせてくれる一冊。

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「罪と罰(上・下)」 ドストエフスキー 訳 工藤精一郎

読んで欲しい人:時間のある人
おすすめ度  :★★★★☆
読書期間   :2021年8月13日(金)〜16日(月)
        2021年8月16日(月)〜20日(金)

一部の天才は法を犯してもいい。そんな思想から質屋の老婆を殺してしまう。
そしてたまたま居合わせた老婆の妹までも。
しかし、当初の思想を持ちながらも自分を取り巻く人々の生き方が次第に変化を起こす。

正直一回読んだだけではわからない。ということでいま読み直している。

とにかく長いのでまとまった時間がある時に一気に読みたい。

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「最後の秘境 東京藝大」ー 天才たちのカオスな日常 ー 二宮敦人

読んで欲しい人:学生
おすすめ度  :★★★★☆
読書期間   :2021年8月22日(日)〜23日(月)

本書に登場する学生は自分が興味あること、やりたいことを見つけ「いま」を精一杯生きている。
そして自分に正直に、またわからないことはわからないままで放置せず、わからないとはっきりと意思表示している。

一見すると当たり前のように思えるが、実際にはなかなか出来ていないことに気付かされる。
そんな真っ直ぐな姿に心を打たれる。

見方を変えると、彼らが私の人生をみたら「それって生きている意味あります?」と問われそうな気がした。

彼らの生き方をもう少し見習う必要がありそうだ。

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最後に

それぞれの本の書評は別の記事に書いていますが、今後簡単なコメントここにも書いていきたいと思います。

ぜひ夏休みの読書感想文や自由研究にもご活用下さい。

〜 おまけ:私のおすすめ本 〜

火のないところに煙は (新潮文庫) [ 芦沢 央 ]
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塩狩峠 (新潮文庫 新潮文庫) [ 三浦 綾子 ]
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三浦綾子 電子全集 塩狩峠【電子書籍】[ 三浦綾子 ]
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