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ペンが進まない時の解決法
文章を書き続けていると、だんだん煮詰まって来てうまく書けないという経験はないですか。
いわゆるペンが進まないというやつです。
つまり、これは同じような思考のループに入ってしまい、堂々巡りの結果、なかなか思考に、そして文章に広がりが出てこない状況です。
ではどうしたら良いのでしょうか?
もう一人の自分が読み直す
この場合、もう一人の自分が文章を読み直すことで意外と簡単に問題は解消されます。
もう一人の自分?
それは書いた日とはまた違う日の自分ということです。
つまり日をあけて、また違う日に同じ文章を読み直すということです。
そうすることで頭にこびりついていた文章が一旦頭から離れ、リフレッシュした目で文章を眺めることが可能になります。
すると
「ここの表現わかりにくいな」
「語尾が何回も同じ形で終わっている」
「くどい言い回しだな」
「ここに誤字がある(脱字がある)。」
などといったことが見えてきます。
そうやって目についたところを直すだけで一気に文章が変わってきます。(生き返ります)
違う日とはいえ、同じ人間だから意味があるの?
結局、自分が読むのならそれほど効果あるのかな?と思っていませんか。
いえいえ、それがあるんです。
さすがに、読み直してみて全てが全て「初めて読んだ」というような感想になることはありませんが、それでも同じ日に連続して見るよりもリフレッシュされた目でみることが可能です。
なぜか。
人間には忘却曲線というものがあるからです。
何かを覚えたいとき、この忘却曲線はやっかいな代物となりますが、何かを忘れたいとき、これは非常に有効な役割を演じてくれます。
試しに自分が書いた文章を次の日に読んでみて下さい。その差を明らかに実感することでしょう。
また、多くの人は文章を書く機会がそもそも少ないことに加え、少ないがゆえに苦手意識もあり、書く際には嫌いなものから逃れるがごとく一気呵成に書き上げ、「はい!おしまい!」としたいと考えながら書いていると思います。
その際、多少の読み直しはするものの、それは一度止まってしまったペンをもう一度動かすための動機付けのようなもので、リライトとは少し異なります。
加えて、文章が完成した後も今度は気恥ずかしさから自分の文章に目を通するということはしていないと思います。
そこをあえて文章を寝かせて(熟成させて)違う日に書いた日とはまた違った自分が目を通すことで文章の完成度を高めていくわけです。
たまには音読してみる
また、音読することも大事です。
ほぼすべての文章は黙読されるために作られていると思いますが、そこをあえて音読してみるということです。
そうすることで自分で読んだ文章が耳から入り、耳での文章判断が可能となります。
読みやすいのか、そうでないのか、聞き取りやすいのか、そうでないのか。
そうすることで、ひとつの文章を多角的、多面的に捉えることが出来、修正を重ねることで文章の洗練度合いはグッと向上するものと思います。
この繰り返し、ブラッシュアップ法こそが文章のリライトということになります。
ですから一度で文章を完成の域に持って行くのではなく、徐々に完成に持って行く方が結果として近道ですし、完成品のクオリティも高くなります。
是非、試してみて下さい。
このやり方を覚えると、文章の量産が楽しくなりますよ。
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